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トヨタF-1
- 264 ナナシサン@浮気ゴコロ 2005/10/11(Tue) 09:47
- ラルフ8位、トゥルーリリタイア。
トゥルーリは予選、デグナー出口でコースアウト、ノータイムで19番グリッドとなり、
ピットからのスタートを選んだ。9周目、シケインで佐藤に無茶なオーバーテイクを仕掛けられ、
佐藤の左前輪がトゥルーリの右サイドポンツーンを破壊、リタイアとなってしまった。
レース後、トゥルーリは佐藤に対し怒り心頭のコメントを出し、FIAに佐藤の処分を求めた。
結果、佐藤はリザルト抹消という重い処分を受けることとなった。
PPからスタート、3回ストップ作戦を採ったラルフはスタートから順調に2位を引き離すかに見えたが、
不運なことに、モントーヤが1周目の最終コーナーで大クラッシュ、5周に渡ってセーフティカーが導入
され3回ストップ作戦は水泡に帰した。
今回は改良型、TF105Bが実戦に投入された。ラルフはTF105Bを大変気に入っており、
天候に助けられたとは言え、トヨタにとって2度目のPPを獲得した。
一方トゥルーリは改良型のセットアップに苦しんだ。
改良型の変更点は前輪のジオメトリーである。従来のアッパーアームの高さ近くにロアアームが、
更に上方にアッパーアームが付き、上下アームとも外端が下がる配置である。
ようやく、以前ミシュランがユーザーに提案したとされるジオメトリーを採用した訳だ。
チームのコメントによると新しいジオメトリーによる効果は、空力の改善される、
アンダーステアが低減される、レースディスタンスでタイムに一貫性が出る、といったところ。
GP前、高橋DTCは改良型は鈴鹿に向かないとコメントした。
BSの浜島氏のインタビューを読むと、1コーナーなどを優先して曲がりやすくすると、
130Rで踏めなくなるので、130Rを重視したアンダー寄りのセッティングが鈴鹿の攻略法だ、
との事だったが、高橋DTCのコメントは、トゥルーリの走りを見る限り、浜島氏のセオリーに合致する。
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