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足回りこそチューンの命だ!
483  名無しさん@陽気な不良外人  2003/11/28(Fri) 22:50
車体がロールする時、ある点を中心に回転運動すると考えられます。
この‘ある点’を、ロールセンターといいます。

☆ストラット式のロールセンターの求め方☆
車体内側に向かってロアアームの延長線を引きます。
ストラットの頂点から直角に、車体内側に向かって線を引きます。
・この二つの線の交点を、点Oとします。
次に、タイヤの接地中心から点Oに向かって線を引きます。
・この直線を仮想スイングアームと言います。
・左右の仮想スイングアームの交点が、ロールセンターです。

しかし、ロールセンターは常に定位置にはいません。
車体がロールやピッチング方向に運動し、ロアアームやストラットの角度が変わると、
点Oの位置が上下左右に移動することから、その事が分かると思います。
ロールセンターは常に移動していますが、この、瞬間的なロールセンターの位置が、
次の瞬間の運動に関係するのです。

重心は、車体に対して常に定位置にあります。
車高を下げれば、落ちた車高分、重心は下がります。
ところが、車高を下げればロアアームの角度が変化し、点Oの位置が低くなります。
点Oの位置は、車高が低くなった分よりもさらに、低くなると考えられます。
(どんどん車高を低くしていき、ロアアーム内端が外端より低くなり、角度が急になっていくと、
点Oが地面より低くなりますが、重心は地面より低くなる事はない)
車高を低くしようとして、静止時のロールセンターが下がり過ぎると、ロールセンターと重心点を結ぶ線、
すなわちロールモーメントが大きくなり、ロールしやすくなってしまいます。
この弊害を解消しようとするのが、ロールセンターアジャスター等と呼ばれる製品です。

ところで、車軸懸架式の場合、ロールセンターは車軸の中心、車軸の高さにあり、移動しません。
>>482酔っ払いさんは少し誤解なさっているようですが、
ラテラルロッドによって横方向の動きを制限している車軸式の場合、
車高を下げると車軸全体が左右のどちらかに移動してしまいますが、
これはロールセンター位置が移動するのではなく、
前車軸と後車軸の位置関係がずれる事によるアライメントの弊害です。

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