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♪Lucy in the Sky with Diamonds♪LSDを語るスレ
- 225 ななし@i 2004/12/10(Fri) 10:00
- サイドターンに限らず、旋回半径を決めるのは進入速度。
車の旋回中心は、アッカーマン理論に忠実な設計であれば、
後車軸の延長上と、操舵輪である前輪から直角に伸ばした線の交点にある。
つまり、理論どおりであれば、後車軸の延長上のどこかに旋回中心があるのだが、
実際は、旋回中は各輪それぞれに大なり小なりのスリップアングルがつくので、
旋回中心は後車軸よりも前方へ移動する。
ここで、サイドを用いて後輪にスリップアングルをつけるが、前輪は一切スリップさせない場合を考えてみよう。
同じ操舵角であれば、スリップアングルがない場合と比べて、旋回中心は前方に、かつ半径は小さくなる。
次に、前輪のみにスリップアングルがつく場合。
旋回中心は後車軸の延長上にあるが、アングルがつかない場合と比べて半径は大きくなる。
では、サイドを用いて後輪にはある一定のアングルがついている場合で、
前輪のアングルの大きい時と小さい時とで比較してみよう。
前輪のアングルが大きくなるにしたがって、中心は前方に、半径は大きくなっていくのが分かる。
前輪のアングルの大小を決めるのは進入速度であるから、
旋回半径の大きさにLSDの有無は関係ない。
ただし、ここまでの話は進入についてのみ考えた場合であり、
脱出まで考えれば、LSDは必要。
サイドで後輪にスリップアングルをつけた後、
アクセルオンでスリップアングルを持続しようとするとLSDなしではつらい。
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